2008年5月アーカイブ

側溝に消え行く

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家人の誕生祝いに食事に出る。吉祥寺フレンチの名店マリアージュ。

安めのコースを頼んで、あとはアラカルトでハーフサイズの皿を合わせられるのがウリ。4種の前菜盛りと被らない感じで、オードブルをちょこちょこ頼む。なるほど、これは楽しいかも。ああ、グラスが進むわ。

...

よくよく思い出してみるに2本目のボトルを白から赤に替えようととした時から、ちょっと飲み過ぎていたのかもしれない。

ちらとボトルを見せられて「こちらは、グレープフルーツのような香りが...」

一瞬「?」とは思ったのだが...。グラスにそそがれたのはやはり白。


ボトル見て、気付けよ、俺。

「すんません間違えました...」

改めて赤を1本開けてもらう(安いワインだったのでソムリエも笑って許してくれる)。


「なんかアチシ...きぼちわるい」

ふらふらと店を出て歩いて自宅へ向かう途中。

「え、ええ〜吐くなよ、吐くなよお前、今日の幾らしたと思ってんだよ」

「だ、だって...ボゥエ〜」

なんのためらいも無く側溝にさっき食ったフルコースを吐く家人(女・37さい)。


「ふわ〜あ、吐いたら腹減っちゃったよ。おにぎり食いたい...そういえばアチシ、デザート食べたっけ?」

「食ったよ、食った。全部ドブに流れたけどな」

落語鑑賞2

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引き続き内幸町へ。生志さんの5夜連続公演最終日、今日はO師を伴って行く。もちろん口上と生志さんのトリが目玉なのだが、それに加え家元・談志にも俄然注目が集まる。

...すごい、すさまじい生き様を見た様な気がした。声もかすれ、どうも薬で意識も朦朧としてるというその高座は、もう落語を通り過ぎて「芸人の生き様」あるいは「死に様」を板場に乗せて見せつけてくる。ネタそのものは「金玉医者」というどうも脱力系の噺なのだが...。

ずずーんと重々しい空気に包まれる客席。多分この生き様を見せておきたいのは客席にではないのだろう。立川流の筋の通し方。すさまじい物を見た。

また受付でY女史に「VJ打ち上げは?家元も来るよ?」と声をかけられる。「怖い!い、行けるわけないじゃないですかー!!」と逃げ帰る。

落語鑑賞1

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内幸町ホールへ。立川生志さんの真打ち披露講演へ。柳家喬太郎さんの新作落語がツボにはまる。談春さんもやっぱしいいなあ。終わって楽屋に挨拶。打ち上げに誘われるが今回僕は部外者なのでそっと辞退。実際錚々たる顔ぶれの打ち上げは、尻の座りが非常に悪い。只酒ってそんなにいいもんじゃないんだよね。時には失礼にならずに軽やかに辞せる間合いを身につけたいものだ。

大使閣下の料理人

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横浜野毛へ。実家に行くついでに夜の野毛で飲む。Zというバーには大使閣下の料理人がいる。以前友人のAさんと酔っ払ってなんとなく2軒目に入ったバー。ふとおすすめで出された魚のスモークがやたらとうまい。あれれ?とか思ってるとカウンターの向こうのガタイのいいバーテンが「実は僕、駐在大使の料理人だったことがありまして...」。そうここはバーテンではなくシェフのいるバーなのである。ベロベロだったこともあり、出されたスモーク以外は食べなかったのだが、その味が酔った頭にもやたらと鮮明に残っていた。あれは夢だったのか知らん、と思いつつ家人を伴って野毛の飲屋街に。

あ、あったあった。

口コミで広がったのか割合浅い時間にもかからわずカウンターは満席。観音扉を開け放した軒先にもテーブルがあったので、酔客の行き交う賑やかな通りを眺めながら呑む...というか食う。

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...うまい。多分その辺で手に入る食材を適当にあしらって「ツマミ」にしているのだろうが、「一流」のスジが皿の隅々までビシっと通っている。魚の薫製、オードブル三品盛り、生ハムとモツアレラの包み揚げ、南伊風煮込み(ラテトゥイユ風の夏野菜野菜だけ!激ウマ)、見目も味も浮世離れしたその皿にウットリ。

よくよくメニューを見てみると「○○国の日本大使館で活躍れていたシェフ自慢の料理」と書いてある。おいおい、店側も謙っちゃってるよ・笑。はは〜、ありがたや〜。

なんでも大使の料理人は大使在任期間だけの契約なのでいわば包丁一本のフリーランスなんだそうだ。たまたまヒマだったのでちょっと下界で武者修行、みたいなつもりでバーをやってみたんだとか。残念ながら、来月からまた3年間、海外に行ってしまわれるそう


そわそわ落ち着かず

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...思わず机まわりの掃除。これでなんかやった気になる日曜の夜なのだ。

「墓石」...は、ねえよなあ。




またも偵察

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今日はヒルズへお出かけ。このイベント。

会場のアリーナへ近づくと早速爆音が「にせんねんもんだい」がライブ中だった。かっけす。舞台には例のモニターが4本の柱になって設置されていた。なるほど、そういう使いかたもありだよなあ。担当T氏にご挨拶。「面白いことやれたらいいですねえ」の「面白いこと」にどうも傍点がついてるように聞こえる。まあ、こんなおしゃれな企画ではなさそうだ、ね。

「ぼ、僕ならあのモニターの柱に墓石の絵を出したいですねっ!」

ととっさに言う。

「...」

あ、すべった...。

ラーメン食うぜクダまくぜ

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O師来訪。三鷹伝説の名店「江ぐち」でラーメン食ってビール飲んで、そのまま一杯飲み屋へ。え?順番が違うって?ふははは「江ぐち」はその順番でいいのだよ。

最近、ヨメがよ〜、とか、おふくろの年金がさ〜、とか、あ〜親父の癌もう肝臓に転移しててさ〜、みたいな。最近、話題があれだなあ・笑。

まあどんな話題してても酒が不味くならないのは、いいよな。珍しくベロベロにならずO師を改札まで見送る。「どうだい、ヨメさん今日は怒らなかったでしょ?」ってメール出したら「アカン、寝過ごした。今逆っ側の電車に乗るトコ...」だって。どうあっても呆れられる運命なのよねワシら。

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吉祥寺PARCO地下1階の服のリフォーム屋へ。ちょっと前に買ったジーンズの裾直し。

やれチェーンステッチだ、ロールアップだってウダウダ言う様じゃ、ケツの青いガキと同じだぜ。ビンテージだろうが、デッドストックだろうが裾上げした時点でもうそれは違うジーンズなんだと。

...でも、やっぱどうも気に入らない。

公園口の古着屋のお姉さんに「チェーンステッチ出来るミシンのある店って知ってますかねえ」と冷やかし半分で聞いてみると『分かってるねえ、アンタ』的にニヤリと笑いPARCOの地下を教えてくれた。「え〜PARCOにリフォーム屋なんかあるわけないじゃん」と半信半疑でエスカレータを降りると...あった!リフォーム屋。

しかも店の兄ちゃんに聞くと、「あ、チェーンステッチですね」と即答。1本1500円也。

仕上がりが楽しみ。

シグルイ

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ずーっと以前から周りの人々に「シグルイ、面白いよ、面白いよ」と言われ続け、ふーん、とか思っていたんですが、本日、漫画喫茶で手に取る...な、なんと山口貴由だったとは...。なんで今まで気付かなかったのか...。まさにこの原作を描く為に産まれて来た様な人ではないかっ!!のっけから隻腕と盲目の剣士の登場...。



石井輝男と山田風太郎とトンコツで煮染めた感じの濃厚なサイケデリック感。...ヤヴァイ。

狩猟採集生活

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やっべ、モンハン面白杉。PSPってやっぱゲームやるためにあるんだね。寝不足で頬がコケた。会社の後輩2名を家に招き(というか押し掛けて来た)モンハン合宿。


あー絶対、オンラインRPGはやるまいと心に誓っていたのだが...。膨大なアイテム、非常に細かく設けられたハードル。プレイヤーの射幸心を煽るシステムはまさにアリヂゴク。忍耐に次ぐ忍耐。真性Mでないとこの苦行は付いて行けない。


ま...もうこういうのはオヂさん、ツラいんだよね。そっとステージにコントローラー(というかPSP本体かw)置いて袖に下がりたい気分だお。(^ω^;)

試写会

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そうそう、書くの忘れてた。有楽町に家人と試写会に出かける。橋口亮輔「ぐるりのこと。」。監督とかにあんま興味がない場合、舞台挨拶とかちょっと苦痛。リリー・フランキーはなんか儲かってそうだなあ。

しょっぼい中年夫婦のハナシ。90年代後半から2000年超えるまでの日本社会の崩壊を様々な事件と平凡な夫婦の生活を追いながら描く。むーん、しかし鬱ってそんなにシャキーンって治ったりするもんなんだろうか?僕の周りにも少なからずいるメンタルやっちゃてる人々を見るにつけとてもそんな気はしない。そう、救済の提示の仕方があんまり納得出来ないのだ。というか救済はむしろ無い、と言ってもらった方が気が楽になりそうな気も、するんだがなあ。

なにより、リリー・フランキー演じる法廷画家のしょぼさがなんか自分と被ってそれがなにより胸に迫った。

が、家人曰く「ってゆーか、アンタにゃあの包容力すらないでしょ?」

へぇ、まあそりゃそうですが...。

せっかくのゴールデンウィーク、なんも予定がありません。知人の映像団体アウトマンラボの上映会に行きました。この上映会ってのが夏休みの野外イベントっぽくていいね。久しぶりに顔を出した会でしたが、想像以上に発酵が進んでいてなかなかいい味出てました。自分も自主なんだかそうじゃないんだかそもそも映像やってるのかどうなのか、もやんもやんで霞か屁の様なスタンスですが、久々に映像っていいなあって思いました。いい年したおっさんの集いにやや元気を貰う。

新宿を酔眼にてさまよっていると、ふと人ごみの中に知った顔を見つける。


あ...!


前の職場の同僚Iさんだ。どちらもなく目が合って声をかけてしまう。


Iさんはゲイだ。


しかも、Iさんと同時に増強されたスタッフは3人揃って「あっち」であると紹介された。まさに3兄弟...というか3姉妹。見た目はこんな感じなんだけど。


kurosan.jpeg


今を遡る事3年前。まあ時代も変わったもんだなあとそん時、思いました。


現職場の前責任者(ややっこしい?)もゲイだったせいもあって、なんだか最近僕にはカミングアウトの有無に関わらず、なんとなく見分ける能力(男の方、限定ね)が身に付いてしまっていて、あと、偶然にも今の職場は新宿御苑...つまり2丁目なのである。


なんかここ数年のね僕の成長がさ、我ながら面白くて、ちょっとフランクのつもりで(当時から、Iさんとにはフラットに接していたつもりだったんだが)、


「いやあ最近僕も2丁目勤めなんですよねえ〜行ってます最近、2丁目?今度呑みましょうよ!あ、名刺忘れちゃった...Iさん、電話番号、交換しときましょうよ」


と往来にいるのも気にせず大声で話す。今思えば、一瞬見せたあの目の動きに気付けば良かったんだけど。まあ酔っぱらっていたってことで、そこは。携帯電話で赤外線通信を試みるも、


「あれ?コミカさん送ってます?」


「送ってますけど?」


「届かないなあ...」


「じゃあCメール下さいよ(auね)、今ワンギリしますから」


「了解です。この番号ですね〜」


...その後、人ごみに消えて行ったIさんからメールが届く事は無かった。

ポルトガルをずっと南の方にある島だと思っていた、歴史と地理が何より苦手なオレ。あるやんごとなき方からの勅命で伊能忠敬について調査することになり、半ば嫌々、千葉県佐原に向かった(電車で片道2時間超!!)。

一人では心もとないので先輩芸人のダメじゃん小出兄(電車大好き)も巻き込んだ、あんまりやる気が感じられない旅の記録というかただの休日の風景。...俺も毎日が日曜日だなあ。


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